• ユーカリラディア―タ
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ユーカリラディア―タ

  • 学名
    Eucalyptus radiata
  • 科目
    フトモモ科
  • 主な産地
    オーストラリア、南アフリカなど

植物の特徴

ユーカリラディアタは、フトモモ科の25-30m程に育つ樹木です。葉は、緑灰色から青緑色をした薄いものを持ち、若い小枝は披針形のものが互い違いに生えています。花は春から夏にかけて白色の1-2cmほどの大きさのものが咲き、果実は梨型あるいはたまご型をしています。ユーカリのつぼみは良くおおわれていることから、ギリシャ語で「よく」を意味する「eu-」、「覆った」を意味する「kalyptós」から「よく覆われた」を由来としているといわれています。ユーカリの木は、非常に深くまで根をはり、成長も早いので、生命力がとても強い木です。オーストラリアの原産ですが、比較的育てやすいので、今では世界中で育てられています。

精油の構成成分

ユーカリラディア―タ
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  • 全成分名称
    ユーカリプツスラジアタ葉/茎油
  • INCI
    EUCALYPTUS RADIATA LEAF/STEM OIL
  • 使用部位
    葉及び茎
  • 抽出方法
    水蒸気蒸留法
  • 採油率
    2.3%-3%
  • ノート
    トップ~ミドル
  • 香りの系統
    ウッディ

ユーカリラディア―タ 精油の特徴

葉及び茎から水蒸気蒸留によって得られる精油は2.3~3%前後で、無色ないしは薄黄色をしています。「ユーカリプトール」とも呼ばれる1,8-シネオールが主な成分で、のど飴のようなスッとした清涼感のある香りです。爽快感とほのかな甘さを持ち、クリーンな透明感を感じとても人気の高い精油です。多くの精油と相性が良いですが、特にシトラス、ウッディと相性がよく、またローレルやシダーウッドなどのグリーンの深みのあるハーバルな精油との組み合わせもおすすめです。ユーカリラディアータの個性を引き立たせるためにも、爽快感の強すぎる精油との組み合わせは避けたほうが良いとされています。ニュートラルな香りですが、ブレンドのバランスをみて加えていくことがおすすめです。

精油の構成成分

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IFRA規制

ユーカリラディア―タ:
規制なし

※構成成分の規制は、成分の一部を記載

参考文献
ジェニー・ハーディング,精油・植物油ハンドブック,東京堂出版,2010.
大槻真一郎/尾崎由紀子,ハーブ学名語源事典,東京堂出版,2009.
ジェニー・ハーディング,ハーブ図鑑,産調出版,2012.
フレディ・ゴズラン/グザビエ・フェルナンデス,調香師が語る香料植物の図鑑,原書房,2013.
三上杏平,エッセンシャルオイル総覧 改訂版,フレグランスジャーナル社,2010.
小倉謙,植物の事典 ,東京堂出版,昭和32年.
大橋信夫,メディカルハーブの事典 ,東京堂出版,2016年.
ワンダ・セラー, アロマテラピーのための84の精油, フレグランスジャーナル社,1992.
日本アロマ環境協会, AEAJアロマテラピー検定 公式テキスト1級・2級,世界文化社,1999.
ロバート・ティスランド/ロドニー・ヤング, 精油の安全性ガイド, フレグランスジャーナル社, 2018.
バーグ文子, アロマテラピー精油辞典, 成美堂出版, 2022.
アネルズあづさ, 香りを楽しむ 特徴がわかる アロマ図鑑, ナツメ社, 2023.
協力
山本香料株式会社