これからの時代の
自然なるバランスを、
科学の力で。
「これからの時代の自然なるバランスを、科学の力で。」
自然とは平等な存在。
やさしいばかりではなく、厳しいばかりでもない。
100%もなく、ありのままのバランス。
人間は自然の一部でありながら、「自然」の感覚を失っている。
自然の中での人間らしいバランス、
その感覚を呼び覚ましてくれるのは「自然の叡智」。
私たちは100%を是としない。
高度に利便性を増した人工的な都市で暮らす人たちへ。
「自然の叡智」を科学の力で解き明かし、
自然と人の在り方を変える。
精油について
精油は、様々な植物が、自然界との調和を生み出す中で生まれた、揮発性有機化合物などの複合物質で、葉・果実・花・幹などそれぞれの重要な部位にこの精油をため込み、重要な機能を担っています。これらの植物から得られた精油は人にホリスティックな働きをし、様々な生活の場面で役立てられてきました。精油とは、まさに植物の叡智の結晶のようなもので、以下の様にAEAJ(日本アロマ環境協会)によって定義されています。
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、果実、心材、根、種子、樹皮、樹脂などから抽出した天然の素材で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質。各植物に特有の香りと機能をもち、アロマテラピーの基本となるもの。
引用元 : AEAJによる精油の定義より
RESEARCH/SURVEY / 研究・調査
ホリスティックな視点に立ち、様々な研究・調査結果を紹介します。
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2025.08.08
THREEオリジナルのタイム精油の抗酸化活性―芳香成分間の相乗効果に着目―
THREEホリスティックリサーチセンターは、佐賀県のTHREEハーブガーデンで栽培されたタイム(Thymus vulgaris)から抽出したオリジナル精油の研究をしています。
今回、タイム精油のもつ抗酸化活性と芳香成分チモール・γ-テルピネン・カルバクロールがその活性に及ぼす影響をご紹介します。 -
2024.12.26
好みの香りのリラクセーション効果
HRCでは、精油の個性やホリスティックな力を日々探究しています。
今回は愛知学院大学心理学部の榊原先生との取り組みについてご紹介します。
この研究では精油で構成された5種類の香りの中から好みのものを被験者に選んでもらい、香りを嗅いだ時の感情、呼吸、心拍の動きを比較しました。
COLUMN / コラム
モノづくりに関わる様々な方にスポットを当てて紹介します。
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2025.08.20
植物の力を東洋医学的な観点から紐解く
―寒暖差による冷えや不調に対して生薬の知恵をヒントに― Vol.1現代社会を生きる私たちは、慌ただしい生活の中でたくさんのストレスに晒されています。目まぐるしく変化する生活の中で無意識のうちに疲れが蓄積し、心やからだのバランスが乱れてしまうことも。
特に都市型生活者(※)を取り巻く環境や不調について、東洋医学の視点から紐解きながら、植物がもたらす新たな可能性を探っていきます。植物の様々な使われ方を知ることで、精油や植物由来成分などの植物がもつ力を理解する手掛かりを得られるかもしれません。Vol.1からVol.3では城西大学薬学部 生薬学研究室の先生方のご協力のもと、植物の歴史的な利用法から現代における活用方法まで、学術的な知見を交えてご紹介します。
Vol.1では「寒暖差による冷えや不調」をキーワードに、横川先生、騎馬さんに教えていただきます。(※) 都市型生活者
ここでは高度に産業化した社会で生きている現代人を指す。 -
2025.07.31
香りを科学で紐解く
ー忙しい毎日に効く、食と精油の香りの習慣 ー
<後編> Vol.2現代社会を生きる私たちは、慌ただしい都市生活の中でたくさんのストレスに晒されています。目まぐるしく変化する生活の中で無意識のうちに疲れが蓄積し、心やからだのバランスが乱れてしまうことも。このコラムでは都市型生活者 (※)とその取り巻く環境に対して、植物や精油の持つ「香りの力」がどのようにしてポジティブな影響をもたらすのか、専門家の方々を迎え科学的な視点で紐解いていきます。Vol.2でお話を伺うのは、大学で准教授を務めながら「食品の香り」と「脳の機能」について研究を行っている小長井ちづる先生です。前編の「食品の香り」に続き、後編では「精油の効果」について掘り下げていきます。
(※) 都市型生活者
ここでは高度に産業化した社会で生きている現代人を指す。