オイゲノール
Eugenol
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- IUPAC名
- 2-methoxy-4-prop-2-enylphenol
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- 分子式
- C10H12O2
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- 分子量
- 164.20 g/mol
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- CAS No.
- 97-53-0
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- 分類
- フェニルプロパノイド
オイゲノールの効果・効能・作用
in slico | in vitro | ex vivo | in vivo | ||||||
Non-clinical | Clinical | ||||||||
Mice | Rats | Guinea Pigs | Insects | Rabbits | Human | ||||
Anti-oxidant Effects | ○ | ||||||||
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Anti-bacterial Effects | ○ | ||||||||
Anti-cancer Effects | ○ | ||||||||
Analgesic Effects | ○ |
抗酸化 (Anti-oxidant Effects)
オイゲノールは、DPPH(2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル)フリーラジカル消去活性や、PMA、H2O2によるヒト好中球のROS発生抑制能を有することが報告されました。1)
抗菌 (Anti-bacterial Effects)
大腸菌とリステリア菌の膜結合型ATPアーゼ活性がオイゲノール添加により低下したことが報告されました。2)
抗癌 (Anti-cancer Effects)
オイゲノール添加によりヒト胚性肺線維芽細胞MRC-5と肺癌腺癌細胞A549の細胞生存率が低下することや、創傷治癒アッセイやトランスウェルアッセイにより細胞遊走と浸潤能が抑制されることが報告されました。3)
鎮痛 (Analgesic Effects)
人工培養した三叉神経節ニューロンを刺激した際に、オイゲノールはナトリウムチャネルの活動電位を阻害することが報告されました。4)神経細胞のナトリウムチャネルの阻害により痛みの伝達が抑制されることが示唆されました。
- 1)Perez-Roses et al., J. Agric. Food Chem., 2016
- 2)Gill et al., Int. J. Food Microb., 2006
- 3)Fangjun et al., Thoracic Cancer, 2018
- 4)Hwang et al., Biomolecules, 2020