カルボン

Carvone

カルボン
  • IUPAC名
    2-methyl-5-(1-methylethenyl)-2-cyclohexenone
  • 分子式
    C10H14O
  • 分子量
    150.22
  • CAS No.
    99-49-0
  • 分類
    モノテルペノイド

カルボンの効果・効能・作用

in slico in vitro ex vivo in vivo
Non-clinical Clinical
Mice Rats Guinea Pigs Insects Rabbits Human
Anti-spasmodic Effects
Anti-oxidative Effects
Anti-inflammatory Effects
Anti-cancer Effects
Anti-diabetic Effects

鎮痙 (Anti-spasmodic Effects)

モルモットの回腸平滑筋における収縮を軽減させ、カルシウムチャネル遮断薬様作用を示したことから鎮痙作用が期待されることが報告されました。1)

抗酸化 (Anti-oxidative Effects)

肺水腫モデルマウスへの胃内投与により、気管支肺胞洗浄液内の抗酸化物質量を回復させ、脂質過酸化物を減少させたことが報告されました。2)

抗炎症 (Anti-inflammatory Effects)

肺水腫モデルマウスへの胃内投与により、気管支肺胞洗浄液内の炎症性サイトカイン量を減少させたことから抗炎症作用を示すことが報告されました。2)

抗癌 (Anti-cancer Effects)

ヒト由来乳癌細胞において細胞増殖に関わるβ1インテグリンの発現量を低下させ、さらに乳癌モデルマウスに腹腔内投与することで癌が縮小したことが報告されました。3)

抗糖尿病 (Anti-diabetic Effects)

糖尿病モデルに摂取させることにより血糖値が低下することが報告されました。4)

  • 1) Souza et al., Fitoterapia, 2013
  • 2) Zhao and Du, Journal of King Saud University, 2020
  • 3) Lima et al., Chemico-Biological Interactions, 2023
  • 4) Muruganathan et al., Journal of Acute Disease, 2013