カマズレン
Chamazulene
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- IUPAC名
- 7-ethyl-1,4-dimethylazulene
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- 分子式
- C14H16
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- 分子量
- 184.28
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- CAS No.
- 529-05-5
カマズレンの効果・効能・作用
in slico | in vitro | ex vivo | in vivo | ||||||
Non-clinical | Clinical | ||||||||
Mice | Rats | Guinea Pigs | Insects | Rabbits | Human | ||||
Anti-oxidant Effects | ○ | ||||||||
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Anti-inflammatory Effects | ○ | ○ | |||||||
Hepatoprotective Effects | ○ | ||||||||
Repellent Effects | ○ |
抗酸化 (Anti-oxidant Effects)
リンモリブデン酸還元法において抗酸化物質として知られるアスコルビン酸、α-トコフェロール、BHTより高い還元能を示し、さらにABTS法においてもα-トコフェロール、BHTより高いラジカル消去活性を示したことから、高い抗酸化作用を有することが報告されました。1)
抗炎症 (Anti-inflammatory Effects)
変形性関節炎を発症したラットにおいて腫れを軽減させ、増加したTNF-αやIL-6の量を低減させたことが報告されました。2)
肝保護 (Hepatoprotective Effects)
アルコール性肝損傷を負ったラットにおいて、カマズレンの経口摂取により損傷が軽減され、炎症を引き起こすタンパク質TNF-αとIL-6が減少したことが報告されました。3)
忌避 (Repellent Effects)
食品害虫であるタバコシバンムシに対して直接与えた場合は致死性、ろ紙に染み込ませて置いた場合には忌避効果を示したことが報告されました。4)
- 1) Capuzzo et al., Natural Product Research, 2014
- 2) Ma et al., Bioscience Biotechnology and Biochemistry, 2020
- 3) Wang et al., Open Life Sciences, 2020
- 4) Zhou et al., Molecules, 2018