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研究成果
2026.08.20

THREEオリジナル ペパーミント精油が脂質の酸化抑制に及ぼす影響 ―ロスマリン酸との相乗効果に着目―

THREE ホリスティックリサーチセンター(HRC)では、THREEハーブガーデンで栽培された植物から抽出したオリジナル精油の研究をしています。
今回は、ペパーミント精油が脂質の酸化抑制に及ぼす影響についてご紹介します。

  • 脂質酸化の影響

    脂質が酸化されて過酸化脂質へ変化すると、私たちの生活にさまざまな悪影響を及ぼします(図A)。例えば、食品や化粧品では、油が酸化することで不快な臭い(脂質酸化臭)が発生し、風味や品質が落ちてしまいます。また肌においては、過剰に分泌された皮脂が放置され酸化すると、バリア機能を低下させ、乾燥や肌荒れといった肌悩みに繋がります。

    THREEオリジナル ペパーミント精油が脂質の酸化抑制に及ぼす影響 ―ロスマリン酸との相乗効果に着目―

    図A. 皮脂の酸化(イメージ)

  • 脂質の酸化抑制作用

    今回の研究では、成分がどれくらい脂質の酸化を抑えられるかを調べるために、リノール酸を用いた脂質酸化抑制試験により評価しました。脂質の酸化が進むほど「赤色が濃くなる」という「ロダン鉄法」での発色試験を利用したもので、赤色が薄いほど、酸化を抑えられていると判断できます(図B)。

    THREEオリジナル ペパーミント精油が脂質の酸化抑制に及ぼす影響 ―ロスマリン酸との相乗効果に着目―

    図B. 脂質の酸化抑制(イメージ)

  • THREEオリジナルの南阿蘇産ペパーミント精油と植物に含まれる他の抗酸化成分との併用効果に着目し、脂質酸化抑制作用を調査しました。
    植物に含まれるポリフェノールの一種「ロスマリン酸」は高い抗酸化作用を持つことが知られています。このロスマリン酸と南阿蘇産ペパーミント精油を一定の濃度以上で併用することで、脂質の酸化を相乗的に抑制することを発見しました(図C)。

    THREEオリジナル ペパーミント精油が脂質の酸化抑制に及ぼす影響 ―ロスマリン酸との相乗効果に着目―
    THREEオリジナル ペパーミント精油が脂質の酸化抑制に及ぼす影響 ―ロスマリン酸との相乗効果に着目―

    図C. 南阿蘇産ペパーミント精油とロスマリン酸の併用効果
    <試験方法>ペパーミント精油とロスマリン酸をそれぞれエタノールに溶解し、ロダン鉄法を用いてリノール酸酸化抑制効果を評価した。
    併用時の効果はMedian effect analysisにより算出されたcombination index(CI)により判定した。
    CI>1:相殺、CI=1:相加、CI<1:相乗

  • 最後に

    今回の研究により、南阿蘇産ペパーミント精油とロスマリン酸を一定濃度以上で組み合わせることで抗酸化作用を相乗的に抑制することがわかりました。過酷な自然環境を生き抜く植物は、自らを守るために優れた力を生み出しますが、今回の結果は、その力を単独で使うのではなく、成分同士がお互いに協力し合うことで本来の力を「ブースト」させられるという、精油の新たな可能性を見出す大きな一歩となりました。