若者ほど高まるフェムケアへの関心。10代で約5割⁉
「フェムケア」とは女性の健康や体のケアに焦点を当てた製品やサービスを指しています。
近年、女性ホルモンの状況がライフステージごとに劇的に変化するという女性特有の健康に関して、厚生労働省では毎年3月1日~8日を「女性の健康週間」とし健康づくりに向けた運動を展開したり(1)、また自治体から情報発信の場が設けられたり(2)(3)、様々な支援が推進されています。女性特有の健康課題は経済損失に繋がると考えられており、「フェムケア」はその解決に繋がると期待されています。
そこで女性特有の健康課題に対する意識実態について調査したところ、世代別の関心度や対策の実態が明らかとなりました。
「フェムケア」への関心についての調査ですが、全体では「関心がある」「やや関心がある」を合わせて31.8%ですが、年代別にみてみると、10代では53.9%と関心度が高く、若い世代ほど関心度が高くなる傾向が明らかとなりました(図1)。さらにフェムケアを知ったきっかけとして最も高いのは「SNS」の43.0%であり、SNSやインターネットが様々な情報を拡大・共有する役割を担っていることが伺えます(表1)。