

実験紹介 ーコーヒー豆の種類によって、脳のはたらきが変化する ー
[上図] コーヒーの香りを嗅いでいる際のα波量(10.5-11.0Hz)の豆の種類による比較
脳のはたらきが安定している時に多く観察されるα波を測定。
代表的な6種類のコーヒー豆の抽出液の香りを嗅いでもらうと、ガテマラとブルーマウンテンにα波が多く観察されました。よってこのふたつの香りを嗅いでいる時には脳のはたらきが安定し、心や身体がリラックスしているといえます。
(n=10、平均年齢22.8 ± 0.6歳、女性。上方が前頭部、下方が後頭部で、暖色系の色の部分が多いほどα波出現量が大きいことを示している。)
[下図] コーヒーの香りを嗅いでいる際のP300潜時の豆の種類による比較
脳が情報を処理する速度を観察するために、P300という脳波を指標として測定。
P300潜時と呼ばれる指標が短い方が脳が情報を処理する機能が高まっている状態。
無臭の状態と比較してブラジルサントスやマンデリンの潜時が短くなっているため、このふたつの香りを嗅いでいる時に、頭がよく回転していることが伺えました。
(n=9、平均年齢21.2 ± 2.9歳、女性。)