参考文献
- (1) セロトニン | e-ヘルスネット(厚生労働省) (mhlw.go.jp)
- (2) 有田秀穂, 三笠書房, 医師が教える疲れない人の脳:「慢性疲労」を治す技術, 2020
- (3) M Konishi et al., Journal of Osaka Kawasaki Rehabilitation University, 2011
- (4) H Miyamoto et al., The Journal of Neuroscience, 2012
セロトニンは神経伝達物質のひとつで、脳内のセロトニン神経で合成・分泌され、脳全体へ情報伝達されます(1)。太陽光を浴びることや咀嚼、リズム運動によって活性化しますが、ストレス(心の疲れ)がセロトニン神経の働きを抑えることも知られています(2)(3)。脳内では、セロトニン神経はセロトニン分泌を調節することで睡眠・覚醒レベルの調整、自律神経の調整、痛みの抑制、体幹や抗重力筋への影響など多岐に渡る働きを持つことが報告されています(2)(3)(4)
セロトニンは必須アミノ酸の一種であるトリプトファンから合成されるため、大豆製品や乳製品などのトリプトファンを多く含む食品を摂取することも重要です。
THREEオリジナル「南阿蘇産レモングラス精油」は、主要成分であるシトラールを豊富に含み、レモン様の香りが強くスッキリとした爽やかさを感じられます。
今回、健常女性を対象に南阿蘇産レモングラス精油を嗅ぐ前後のセロトニン量を調査したところ、南阿蘇産レモングラス精油の香りを嗅ぐことにより唾液中のセロトニン量が増加することがわかりました。
南阿蘇産レモングラス精油の香りを嗅ぐことにより唾液中のセロトニン量が増加
試験方法:健常女性を対象に、レモングラス精油を嗅ぐ前後の唾液を採取した。唾液中のセロトニン量はELISAで測定した。
香りなし:香りを嗅ぐ前、香りあり:香りを嗅いだ後
出典:THREE ホリスティックリサーチセンター調べ
24時間周期のリズムであるサーカディアンリズムに関わるセロトニン。今回の結果は、植物から得られる香りが一日のリズムを調節する働きを持つ可能性を示唆しています。
HRCでは、今後も精油のさらなる可能性を探求していきます。